Spreadyの料金・プラン|費用が決まる4変数と見積の流れ

この記事は、ネクストイノベーションベース編集部の花田 海が書きました。

「Spreadyはいくらか」。予算会議で聞かれた担当者が、料金ページを探し回る。ところが、外部サイトには月額プランがあり、提案範囲には共創探索、検証支援、BPaaS、HASSANが並びます。どの金額が自社に当てはまるのか、画面だけでは決められません。

ITreviewのSpready価格ページには、初回契約限定トライアルが月額10万円、通常プランが月額20万円、年間プランが月額18万円と掲載されています。3プランとも初期費用は25万円です。ただし、ページに表示された日付は2022年10月5日。契約時点の価格、税区分、提供範囲は正式な見積で確認する必要があります。

この記事では、公開掲載されている3プランをそのまま整理したうえで、見積を比べる4変数、サービスの選び方、社内稟議で確認する項目までまとめます。

Spreadyの料金は公開掲載値と正式見積を分けて読む

Spreadyの料金には、ITreviewへ掲載された月額プランと、相談内容にもとづく正式な提案・見積があります。公開ページの数字は予算の入口として使えますが、契約条件の確定資料ではありません。

理由は2つあります。第一に、ITreviewの価格ページには2022年10月5日と表示されており、現在の提供条件と同じかを公開画面だけでは確認できません。第二に、掲載されているのはSpreadyの月額プランで、検証支援、BPaaS、HASSANを含むすべての支援内容の価格表ではないからです。

予算を仮置きするときは公開価格を使い、稟議へ回す前に次を確認してください。

  • 見積の有効期限
  • 料金の税区分
  • 初期費用に含まれる作業
  • 掲載できる案件数と追加料金
  • 契約期間と途中変更の扱い
  • 面談相手への謝礼や交通費

「月額20万円」だけを持ち帰ると、初期費用や契約期間が抜けます。月額、初期費用、期間、上限を一組にして比較します。

Spreadyの料金——公開されている3プラン

ITreviewの価格ページに掲載されている内容は次のとおりです。

プラン

月額料金

契約期間

初期費用

新規案件の上限

初回契約限定トライアル

100,000円

3カ月

250,000円

3案件

通常

200,000円

6カ月

250,000円

期間内9案件

年間

180,000円

12カ月

250,000円

期間内20案件

出典:ITreview「Spreadyの価格」

通常プランと年間プランには、既存案件の修正と面談人数を無制限とする記載があります。新規案件を上限より追加する場合は、1案件10万円との表示です。トライアルには、専属担当の配置と案件修正の助言が記載されています。

ここでいう「案件」が、自社の企画、募集テーマ、検証テーマのどれに当たるかは、見積時に確認してください。自社では1事業と数えていても、複数の人物像へ聞く場合に案件が分かれる可能性があります。単位の定義が違えば、同じ9案件でも使える範囲が変わります。

税区分は、公開ページの本文からは分かりません。税込みか税別かを推測せず、正式見積の表記を使います。公開ページの更新日も古いため、価格改定の有無を問い合わせ時に確認してください。

Spreadyの料金を左右する4つの変数

公開プランだけで足りない支援を相談する場合は、見積を次の4変数に分けて読みます。

1. 探索するテーマと相手の幅

仮説が一つの場合と、複数の事業を同時に動かす場合では見積が変わります。会いたい相手が広い職種か、経験条件を細かく指定した人かでも変わります。新規案件の数だけでなく、対象者の条件まで確認します。

「製造業の生産管理経験者」と「地方自治体の水道事業で調達に関わった経験者」では、探す難しさが違います。条件を狭める場合は、候補の見込み数と探索期間を先に聞いておきます。

2. 検証へ伴走する範囲

相手との接点だけを求めるのか、仮説の整理、質問づくり、面談、結果分析、次の判断まで支援に含めるのかを決めます。社内でできる作業まで外へ出せば、費用は増えます。

反対に、接点だけ契約しても、質問をつくる人が社内にいなければ面談が止まります。安い範囲を選ぶのではなく、自社で担える工程を先に決めます。

3. 契約期間と実施の頻度

公開プランでも3カ月、6カ月、12カ月と期間が分かれています。月額だけを比べると、契約期間と初期費用が見えません。案件の上限を使い切れるか、途中でテーマが変わったときに振り替えられるかも確認します。

4. 成果物と情報の扱い

面談の設定だけなのか、録音、文字起こし、要約、分析レポートまで含むのかを確かめます。成果物の種類が増えれば、作業範囲も変わります。録音や参加者情報を扱う場合は、保存場所、閲覧者、削除時期も決めます。

4変数を一行ずつ書けば、「A社は月額が安い」という比較から、「接点のみの価格か、検証設計と分析まで含む価格か」という比較へ変わります。

Spreadyの料金見積を取るまでの流れ

見積を依頼するときは、最初から完成した要件書を用意する必要はありません。ただし、社内で決めたいことと使える体制を整理しておくと、提案範囲が早くそろいます。

1. 今回の判断を共有する

「市場性を知りたい」ではなく、何を決めるための検証かを伝えます。対象顧客を選ぶ、解決案を絞る、事業を続けるか決めるなど、会議の出口を一つ置きます。

2. 要件を4変数で整理する

探索テーマ、会いたい相手、社内で担える作業、希望期間、必要な成果物を確認します。空欄があれば、その場で何を決めるべきかを切り分けます。

3. 提案書と見積を確認する

サービス名と金額だけでなく、担当体制、案件数、面談数の扱い、成果物、契約期間、追加料金を読みます。口頭説明で済ませず、稟議へ回せる書面にそろえます。

初回相談から見積提示までの日数は、相談内容と支援範囲で変わります。決裁日が決まっている場合は、最初に希望日を伝えてください。

Spreadyのプランを社内の詰まりから選ぶ

プランは機能数ではなく、社内で止まっている工程から選びます。

現在の詰まり

先に検討する支援

企業側に残る判断

アイデアの数が少ない

HASSAN

どの案を検証対象にするか

仮説はあるが、話す相手がいない

共創探索

質問設計・面談・示唆の抽出

相手に会えても、検証を設計できない

検証支援

事業を続けるか、条件を変えるか

複数テーマの運用が止まる

BPaaS

方針決定・成果の評価

HASSANはアイデア発散、共創探索は社外との接点、検証支援は問いから判断までの伴走、BPaaSは検証プロセスの継続運用を担います。公開されている3つの月額プランが、各支援へどこまで適用されるかは正式見積で確認してください。

社内にインタビュー経験者がいるなら、接点づくりだけで進む場合があります。担当者が兼務で面談後の分析まで手が回らないなら、接点だけを買っても止まります。自社に残る作業を先に数えると、必要以上に広い支援も、安いだけで動かない契約も避けられます。

Spreadyの料金を他社と比べるときの確認事項

新規事業支援は、同じ月額でも含まれる工程が違います。比較表には、金額の横へ次の項目を置いてください。

  • 契約期間と初期費用
  • 新規案件の上限と、追加1件の料金
  • 会える人数の上限
  • 相手の探索条件と候補の見込み数
  • 質問設計、面談同席、分析の有無
  • 成果物の種類
  • 期中にテーマを変更する場合の扱い

完了条件も必要です。「9案件を掲載」で終わるのか、「面談を実施」で終わるのか、「次の事業判断に使うレポート」まで出るのかを、契約前に決めます。安い見積が、自社で必要な工程を外しているだけなら、契約後に社内工数が増えます。

時間単価だけでの比較にも注意してください。相手が条件に合わなければ、短時間で面談を重ねても検証は進みません。比較するのは、同じ対象者へ到達し、同じ判断材料を得るまでの総費用と社内工数です。

よくある質問

Spreadyの料金表は公開されていますか

ITreviewには、トライアル、通常、年間の3プランと、月額、初期費用、契約期間、案件上限が掲載されています。ページの日付は2022年10月5日です。現在の正式条件は、契約時の見積で確認してください。

月額料金以外に何を確認すればよいですか

初期費用、契約期間、追加案件の料金、税区分、謝礼や交通費、成果物、途中変更の扱いを確認します。月額だけでは契約総額も、社内に残る作業も分かりません。

共創探索・検証支援・BPaaS・HASSANは同じ料金ですか

公開ページだけでは、4サービスの価格対応を確定できません。必要な支援範囲を伝え、どのプランまたは個別見積が適用されるかを書面で確認してください。

テーマが途中で変わった場合はどうなりますか

公開価格ページからは判断できません。新規案件として数えるのか、既存案件の修正に含まれるのか、契約前に確認します。テーマ変更が起きやすい場合は、見積の備考ではなく契約条件に入れてください。

まとめ

Spreadyの料金は、公開掲載値と正式見積を分けて読みます。冒頭で見たITreviewの3プランは予算の入口として使えますが、ページの日付は2022年10月5日で、税区分も公開ページからは分かりません。

見積を比べる軸は、探索の幅、伴走の範囲、契約期間、成果物と情報の扱いの4つです。初回相談では、今回決めたいこと、会いたい相手、社内で担える作業、希望期間、必要な成果物を伝えます。

稟議では、月額だけを抜き出さないでください。初期費用、契約期間、案件上限、追加料金、成果物を一行に並べます。自社に残る工数まで含めて初めて、他社と同じ条件で比較できます。

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